ミニマリストになるコツとは？失敗しない方法や継続するためのポイントを解説！

最近よく耳にする【ミニマリスト】という言葉。
・ミニマリストへの憧れはあるけれど、どんなものかよく分からない
・ものの捨て方が分からなくて失敗しそう
と思い行動に移せない人も多いのではないでしょうか？

実際、断捨離に失敗して後悔したという話もよく聞きます。(筆者も失敗して後悔した経験があります。)ミニマリストになるには、自分に合った方法を見つけることが非常に重要です。

この記事では、失敗も経験し、今は自分のペースでミニマリスト生活ができている筆者が、以下のことを解説します。

本記事を読むことで、失敗も後悔もなくミニマリストになることができます。ぜひミニマリストへ踏み出す一歩のための参考にしてください。

ミニマリストとは

ミニマリストとは、身の回りのものを減らし、必要最低限の持ち物で生活する人を指します。【必要最低限】が重要なポイントで【ミニマリスト=部屋に何も置かない】ではありません。ミニマリストに明確な条件や定義はありませんので、それぞれの【必要最低限】に合わせて行動しましょう。

例えば…

など、それぞれの必要最低限のレベルは違います。自分に合ったレベルのミニマリストを目指していくことが重要、ということよく理解しておきましょう。

ミニマリストのメリット5選

ミニマリストとして整頓された部屋で生活することで、以下のようなメリットが得られます。

【メリット1】時間が有効活用できる

ミニマリストになると、日常の様々な場面で無駄な時間をなくすことができます。

買い物に使う時間が減る

持ち物が少ないため買い替えの頻度も少なく、買い物に充てる時間が節約できます。使うものも決まったものになる傾向があるため、何を買うか悩むことも少なくなります。

掃除の時間が減る

ものが少なく部屋が整頓されているため、掃除の時間が短縮できます。ほこりなどもたまりにくくなるため、頻度も少なく短時間で掃除を終わらせることができます。

探し物の時間が減る

常に部屋が整頓されている状態のため、ものの場所をを常に把握することができます。そのため、必要なものを探し回る時間がなくなります。

服選びに悩まない

手持ちの服が少なくなると、ある程度決まったコーディネートになるため服選びに悩みません。外出準備に要する時間の短縮が期待できるでしょう。

【メリット2】心にゆとりができる

整頓された部屋で過ごすことで気持ちが晴れやかになり、心にゆとりができます。自分の部屋がリラックスできる環境になるため、普段の生活のストレスが減少します。

【メリット3】浪費が減る

不要なものを買わない習慣がつくので、無駄な浪費が減ります。シンプルで長く使える物を選ぶ力も身につくため、買い替えのための出費も節約できます。

【メリット4】部屋の片づけが楽

部屋にあるものが少なくなると片づけの負担が軽減されます。物を動かして細かい部分の掃除をすることも不要で、掃除機やモップ1本で簡単に掃除ができます。

これにより掃除の苦労やストレスを軽減することができるでしょう。

【メリット5】要不要を見分ける力がつく

必要な物・不要な物を考えながら生活することで、自身にとって本当に必要なものを見極める力がつきます。必須だと思い込んでいたものが実は不要だった、といったことにも気づけるかもしれません。

本当に大切なものを見極め、そこのみにお金をかけられるようになることもメリットです。

ミニマリストになるための断捨離のコツ

ミニマリストを目指すには断捨離は必要不可欠です。ものを減らしていくコツを紹介しますので参考にしてみてください。

明らかなごみを捨てる

まずは明らかなごみを捨てること(=部屋の掃除)から始めましょう。

など、迷うことなく捨てられるものが放置されていれば処分しましょう。

捨てるものチェックリスト

ここでは、捨てるものの例をチェックリストにしてご紹介します。当てはまるものがあれば処分する候補として考えてみてください。

ただしこちらははあくまで一例であり絶対的な正解はないので、捨てるもの・目安も自身でルールを考えてみると良いでしょう。

服	1年通して一度も着なかったもの
本や雑誌	繰り返し読む予定のないもの
書類や説明書	ネットですぐ確認できるもの
カトラリー系	何個も重複しているはし・フォーク・スプーンなど
調理器具	重複していてるフライパン・鍋・おたま・トングなど
食器類	似た形で重複しているもの・なくても代用が効きそうなもの
バッグ・ポーチ類	普段全く使わずしまったままになっているもの

【例外】家具・家電は高価なものも多く、再購入する際にも大きな出費が発生するため、処分して後悔するリスクも高くなります。

処分することで生活が不便になったり、余計な出費が発生する可能性も考え、自身の生活環境に合わせて慎重に判断しましょう。

フリマアプリや買取サービスの利用

不要ではあるものの、処分を躊躇してしまうものがある場合は、フリマアプリやリサイクルショップなどの買取サービスの利用を検討してみましょう。

売却によって資金化が可能となり、処分に対する心理的な負担も軽減されます。

目の届かない場所に隠してみる

処分の判断が難しい場合は目が届かない場所に隠してみるのもひとつの方法です。

普段の生活の中で必要な場面があれば、取り出すことになるはずなので、不便を感じないものであれば、処分を検討しましょう。

ミニマリストを継続するためのコツ

断捨離が進み部屋が整頓されたら、継続するためのコツも知っておきましょう。散乱した部屋に元通りにならないよう、以下で紹介するコツを押さえ、ミニマリスト習慣を継続していってください。

習慣編

ひとつ買ったらひとつ処分

服や靴、バッグなどはひとつ買ったらひとつ処分する習慣を身につけましょう。捨てる物ができた時に初めて購入することを考える意識です。

これにより、不要な持ち物が増えることを防げます。

ものの定位置を決める

部屋の中でのものの定位置を決めておきましょう。たとえ持ち物が少なくても、出しっぱなしになってしまうと室内の整理整頓は難しくなります。

定位置は例えば「この棚の中」ではなく「この棚の中のこの位置にこの並び順で」といったことまで詳細に決めておくことをおすすめします。

出し入れするたびにものが散乱することを防げますし、効率的にものを戻せるので、自然と整頓する習慣が身につきます。

迷う時は購入を控える

購入を迷うものがあれば数日～数週間、考える時間を設けてみましょう。時間をおくことで、自分にとって本当に必要なものかを考える機会が作れます。しばらく時間が経過しても忘れられないものであれば購入を検討してみるといいでしょう。

不要なものを買わないためにも、迷ったらすぐ購入せずに時間をおく習慣をつけましょう。

買い物編

長く使えるものを選ぶ

買い物をする時は「長く使える」ことをポイントにものを選びましょう。長く使えるものを選ぶことで、買い替えの頻度が低くなり、お金や時間の節約になります。

例えば、壊れづらいものや流行りに左右されず飽きがこないシンプルなものを選ぶと良いでしょう。その中で好みの商品を見つけることができれば、生活する上でのモチベーションにも繋がりますし、ものを大切に扱う習慣もつきます。

電子書籍やサブスクを利用する

ものを増やさないためには、電子書籍や音楽サブスクを利用するのもオススメです。漫画や雑誌、CDやDVDもすべてスマホ内で購入すればものが増えていくことはありません。

必ずしも楽しみたい作品が配信されているとは限りませんが、少しずつ移行していくことも検討してみてはどうでしょうか。

私が捨てて後悔したもの【筆者の失敗談】

実は本記事の筆者である私も、ミニマリストを目指して行動していた際に、捨てることだけを考えて失敗した経験があります。

そんな時期に捨ててしまって後悔しているものを、そこで学んだポイントと併せて紹介しますので、失敗しないための参考にしていただけたらと思います。

食卓テーブル

テーブルはかなり部屋のスペースを取るものでしたし、食事は床に置いて食べればいいと思って捨ててしまったのですが、そんな横着な生活を続けている内に結局腰を痛める羽目に。

捨ててしまうと日常生活が不便になるもの、体に負担がかかるものは、処分しないことを強くおすすめします。

スプーン

スプーンはプラスチックのものを使っていたのですが、熱で溶けてしまったり、折れてしまったりすることがありました。カトラリー系は各1本を残しすべて処分してしまっていたため、そんな時に予備のスプーンがなくて「とっておけば良かった…」と困ったことが何度かあります。

買い替えれば済む話なので大きな後悔ではないのですが、処分して失敗だったかも、と思った瞬間でした。最近では耐久性のある木のスプーンを使い始めて同じ失敗をしなくなりました。

スプーンに限らず持ち物を減らすのであれば、自分の生活環境に合わせて長持ちするもの、壊れにくいものを選ぶことの重要さを思い知りました。

裁縫セット

裁縫セットもめったに使うことがないので捨ててしまったのですが、いざ、という時になくて困ったことがあります。

私自身、使用頻度が低く100円ショップなどで買い直せるものは捨ててしまっても良いと思っていました。ですが、いざという時がありますし、結局買い物に行く手間もかかるので、そのルールもすべてのものに当てはまるわけではないと実感しました。

代用が効かず、かつ、かさばらないものであれば、使用頻度が低いものでも保管しておくことをおすすめします。

まとめ【ミニマリストになるためのコツを整理】

本記事では以下のことを解説しました。

本記事で解説したコツを実践できれば、あなたの理想のミニマリストになることができます。

その先に待つ心豊かな生活のために、ものを購入する時、処分する時、ぜひ今回の内容を思い出してみてください。

必要最低限を意識し、後悔のないようにゆっくり焦らずミニマリストを目指していきましょう。